管理職に抜擢される人とは
2016年2月11日出世する人は挑戦した人
企業では時として堅実にキャリアを積み重ねてきた人ではなく、端から見れば破天荒であったりお調子者に感じるような人、あるいは失敗経験の多い人の方が出世することがあります。それには様々な理由があるのですが、一番大きなポイントはこういった人材は往々にして自ら挑戦をしてきた人材だということです。そしてその結果、自分から人に働きかけて成果を上げる難しさも、そのために必要なことも体験から学んできています。そのような人材こそ管理職として評価される適正になるのです。
入社時のコンピテンシー評価
こういった将来が有望な人材ほど若いうちは生意気に見られやすいため直属の上司の評価が好ましく無いことがあります。そしてそのような人材を埋もれさせ無いために会社は人事や部長など直属の上司のそのまた上司の立場の人などが有望な若手を引き上げられるようなシステムを持っています。特に人事は入社時にコンピテンシー評価というものを行なっており、これはその人がどのような資質を持っているのかを評価して、現場社員として優秀かあるいは管理職への適性があるのかなどを見極めようというものです。その評価の結果、将来的に管理職候補であると判断されていれば直属の上司との相性が悪くとも人事による引き上げがありえます。
論理的思考能力の重要性
では管理職としての可能性を見出されるような人材の評価基準ですが一つは論理的思考能力の高さです。この能力は会社員であれば誰であっても高いに越したことはありません。しかし、例えば現場の営業マンなどの立場であれば、論理的思考能力が低くとも明るさや勢いで成果を上げられる場合があります。これはこれで素晴らしいことなのですが管理職として部署全体の方針を決め部下の報告に対して判断を下す立場に立つのであれば論理的な思考力や判断力がなければ立ち行きません。
傲慢さや孤独への耐性
またこれは外資系企業に良くあることなのですが、その人がある種の傲慢さ、カリスマ性や風格のようなものを備えているかも重視されます。人が自然とその人の意見に従ってしまうような指導力や指揮力を期待しているのです。そしてそのようなタイプは、孤独を恐れず1人でいる時間も大切にします。これは卑近な例えですが、ランチタイムを常に仲の良い同僚と過ごすようなタイプよりは、1人でサクっと済ませたり社内外のキーマンとのネットワークに活用するようなタイプということです。
素直さも大事
ただし、それがただの偉ぶった人であったり、他人とコミュニケーションがでとれない人であってはいけません。相手の話をきちんと聞き、誰に対しても学ぶべきところを探しリスペクトできるような素直な人柄もとても大切です。
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出来ることから始める人間これまでのキャリアを無視して、完全に畑違いの分野へ転職をしたいと思ってもこれは中々できません。そこでまずは社内の配置転換を狙ったり、志望業界と志望職種のうち片方は妥協するなどして、できることから始めることが大切です。
選択肢を広げるキャリアは自分の計画通りにはいきません。理想的なキャリアプランが様々な事情によってそのままでは上手くいかなかくなった場合に備えて代替案などの選択肢を多く持ちましょう。例えば資格の取得や業務スキルを磨き、転職を可能にするなどです。
役立つ資格を取得資格の取得を志す際に、多くの人は自分の興味関心や今後のキャリアを重視して取得資格を選びがちです。しかし、仕事に対しては責任感や成長意欲持って取り組んできたことを示す意味でも、これまでの仕事の関連資格の取得もお勧めです。
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管理職に抜擢される人とは
これは多くの方が誤解をしていることなのですが、企業で出世をする人は多少破天荒で直属の上司と揉めることがあっても、自分から積極的に様々なことに挑戦しその結果から学べる人材です。また人事は採用段階からそのような人に目をつけています。